- ダイアグスイッチ
- エンジンスワップ車は故障した際に、修理工場に持っていってもまず診てもらえません。そこで、どの修理工場でも故障診断できるようにダイアブコードを簡単に呼び出せるように改造しました。
エンジンスワップ車の修理
旧車に現代のエンジンを搭載して、故障のリスクが少なくなりましたが、
もし故障しても、普通の修理工場ではまず診てもらえないでしょう!
もし自分のところに、「ショップでエンジンスワップしたんですけど調子悪いので診てもらえませんか!」・・とか言われても絶対に断ります!!
・・と言うのも、純粋に、エンジン廻りの故障なのか、エンジンスワップした事が原因の不具合なのか、はたまた適当スワップなのでこんなもんなのか・・・
故障原因の特定がとても難しいのです!
ダイアグチェックランプをインパネに搭載
そこで、エンジンスワップのノウハウのない自動車修理工場でも
通常の車同様にダイアグノーシスチェックランプを設けて故障診断できるように、改造しました。

エンジンチェックランプは、ステアリングコラム上のシフトポジションランプが点滅するようにしてあります。
「D」ポジションのLEDが赤点滅します。
ECT用のダイアグチェックランプも設置してあります。
ECT用ダイアグは、ATミッション系の不具合診断用です。
「HEAD LAMP」チェックランプを点滅するように配線してあります。

ダイアグ作動スイッチはステアリングコラム右サイドにある、駐車灯スイッチを使用します。
運転手が簡単にチェックできます〜
駐車灯なんて今時の車にはありませんので、ダイアグ専用スイッチとしています。
ダイアグチェックランプは、異常がなければ、等間隔に点滅を続けます。
一過性の(一時的にセンサーからの信号が途絶えたなど)異常であれば、ダイアグモード時に点滅回数でコードNOを出力します。
完全に異常な場合は、常時チェックランプが点灯したままになります。
MS102クラウン・ダイアグ作動動画
ダイアグチェックランプ・オーバードライブON/OFF・時計改造タコメーター
実際の故障修理
実際の修理では、ダイアグをチェックすれば故障箇所がすぐに発見できるわけではありません。
ダイアグはあくまでもEFIやECTのセンサー類の信号が正常かモニターしているだけなので、カーボンが溜まって汚れて不調になっているなどの場合分かりません。(いろいろなデーターから予測することは出来ますが・・)
エンジンコンピューターが壊れた場合などは特に注意が必要で、関係ない部品を換えまくる可能性があります。
そこでこの車には、予備のエンジンコンピューター(ECU)を積んであります。
エンジン廻りの訳分からん不調は、まずスペアーのエンジンコンピューターに換えてみれば早く故障箇所にたどり着けます。
いくらエンジンを積換えて快適になっても、故障時に修理出来ずに困るようでは意味がありません。