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フェンダーミラーからドアミラーに変更

アメ車のドアミラーに変更
フェンダーミラーからドアミラーに変更しました。一見なにげないですが、キャデラックの手動式ドアミラーに電動調整式ミラーをビルトインして、ミラーは視界の広い凸面ミラーをカット加工してセットしています。

MS102クラウンは元々フェンダーミラーです。・・と言うかこの時代の国産車はフェンダーミラーが当たり前です。

旧車・ドアミラー

ドアミラーが出始めの頃は、後付ドアミラーに交換してフェンダー穴を専用プレートで塞ぐ・・・・と言うようなドレスアップをしていた方も多かったです。

ドアミラーが当たり前になった現在では、希少な旧車のフェンダーミラーをわざわざドアミラーに交換するほうがグレードダウンになります。

旧車ドアミラー改造

しばらくフェンダーミラーのまま乗っていましたが、車幅から出っ歯っていないのですれ違いや壁すれすれに駐車する際には非常に好都合です。

しかしこの頃のフェンダーミラーは小型で、ミラーに写る像が小さく、高速のレーンチェンジ時など距離感が遠く見えてしまうのと、バックする時、壁との間 10センチは開いているのに完全に接触して見えてしまっています。

俺はあえて希少なフェンダーミラーから、実用性のあるドアミラーに変更しようと思います。

電動ミラー 旧車のドアミラー改造

 さすがはクラウンです。1977年式ですが、既にノーマルミラーは、向きを運転席から調整出来る電動ミラーです。

アフターパーツのドアミラーはドアにネジ止めで角度調整は手動でするシンプルなものばかりです。そんな物を付けてはグレードダウンになります。

あくまで実用性を重視しつつカッコよくしたいので、クラウンに似合うミラーをいろいろ探しました。

旧車ドアミラー改造

Cadillac/キャデラック

最近の車のミラーでは全くデザインが合いません。 やはり外側が金属製でメタリックな物でないと車の雰囲気に似合いません。

近所のアメ車屋にあったキャデラックのミラーがコンセプトにぴったりです。

そもそも100系クラウン自体が、フロントマスクといい、サイドのラインといい、キャデラックに似通った部分が多いと思います。

このミラーなら102にばっちり合うのではないかと思い選びました。

キャデラックミラー クラウンエッチング

  ミラーに入っている「Cadillac」のエッチングが102のグリルの「Crown」のエッチングと字体がなんとなく似ています。 やはりキャデを意識したデザインだったのではないでしょうか?

旧車ドアミラー改造

しかしてっきり電動だと思っていたキャデのミラーですが、ワイヤー式の手動調整ではないですか。 しかもミラーは平面鏡で、かなり視野が狭いです。

このまま装着するにしても、左ハンドル用なので、左ミラーのワイヤーが運転席まで届きません。 ワイヤーのみの交換も難しいようで、無理に付けても実用性がいまいちだと意味がないので、 結局ミラーのケースだけ使って、ミラーとモーターなどはそっくり移植する事にしました。

旧車ドアミラー改造

しかっし、ケース内のスペースがかなり狭く、国産車の適当なドアミラーでは、ケース内にモーターユニットが収まりません。 かなり薄いモーターユニットでないと納まりません。

そこで見つけたのは、カリーナEDのミラーです。ドアミラー自体がかなり薄く、鏡のサイズも加工すればいけそうです。

ドアミラー分解 鏡カット加工

カリーナEDのミラーのミラーを分解して、ミラーを固定するベース台を取り出します。

ミラーはガラスカッターでカットして、キャデのミラーケースのサイズに合わせます。  

キャデラックミラー改造 キャデラックミラー加工

キャデのミラーケースにEDのミラー台を固定して、ミラー&モーターユニットを納めます。

簡単に書いていますが、加工、調整また加工・・微調整・・と、とんでもなく手間かかってます! もともと左ハンドル用なので、アームの位置と角度も変えないと、あさっての方向しか写りません!

旧車ドアミラー改造

室内のノーマル調整レバーをそのまま生かしたかったのですが、モーターの作動構造が違っており、ノーマルスイッチでは接点が少ないので、そのまま使う事が出来ませ ん。 さすがに、接点部分の加工は非常に難しく、不本意ながら調整レバーをそっくり交換しました。

いちよう、この先ノーマルレバーを使えるようになる可能性もあるかもしれないので、コインホルダーを外してパネルには無加工でセットしています。

旧車ドアミラー改造

もちろん調整は、室内から電動で調整出来ますし、操作性はばっちりです。

ミラーの横幅をカットしていますが、鏡は国産ミラーですから視野の広さは遜色なく実用レベルです。

旧車ドアミラー改造

このミラーは、可倒式ではありません。 ミラーは可倒式でないと突起物になるので、車検の時問題になります。 しかし、アームとケースの取り付け部はねじ二本でがっちり固定されていますが、 このねじを一本にすれば、とりあえず可倒式にすることが出来ます。

ミラー&モーターユニットも国産ミラー同様、下からネジ一本で固定していますので、取り外しも簡単に出来ます。

付けてしまえば、どうって事もありませんが、すごーく手間が掛かっています。もうやりたくありません・・ ?