- 現状
- ノーマル7.5インチオープンデフ、ギヤ比4.3
- 予想
- すんなり付くかな〜?
アルテッツァのトルセンLSDをJZS130Gクラウンワゴンに装着しました!
JZS130Gクラウンワゴンには、LSDの設定はありません。
スポーツタイプの車ではないので当然と言えば当然である。
特にドリフトする訳でもありませんが、エンジンスワップによって、280PSになったのでスキーに行った時、路肩の雪を踏むとやたらとスリップしてしまいます。
雪道走行や「いざ!」・・と言う時にLSDが付いていると安心である!
昔乗っていた、四駆のテラノもLSDが付いていましたが、雪道では当然四駆で走行していたので、LSDの効きは体感出来ませんでした。
しかしFRの280PSクラウンワゴンにはLSDの効果は大きいと思います。
そこで今回は、同じ7,5インチデフを採用している、アルテッツァのトルセンLSDを流用して、クラウンに組んでみました。
クラウンは、アクスルハウジングが昔ながらのホーシングタイプとなっており、デフの組換えなどは手間が掛かりそうです。
アクスルシャフトを抜くのに、専用バックハンマーを使用しています。
ベアリングが硬くはまっていますが、バックハンマーがあれば難なく抜く事ができます。
あとは、ペラシャを外して取り付けのナットを外せば、デフキャリアアッシーを取り外すことが出来ます。
取り外した、クラウンのノーマルデフです。
リングギヤは7,5インチでギヤ比は4,3です。
右がアルテッツァのトルセンLSDです。
リングギヤとサイドベアリングが違っていますので、それらを組み替えれば装着出来そうです。
シャフトのスプラインも全く同じでした。
このスプラインが合わなければ流用は不可能でしょう!
リングギヤサイズが大きくなると、シャフトも太くなっているのでは?
サイドベアリングです。
見た目サイズが違っていたので、組み替えようと思い外してしまったのですが、内側径が合わないので組換えできません!
実は、アルテッツァのベアリングがそのまま使えます。
デフ流用は、このサイドベアリングが重要かと思います。
デフ本体は、7,5インチであればほぼ同じなのではないかと思います。
サイドベアリングを変更して、いろいろな車種に対応しているようです。
アルテッツァのLSDはエスティマに装着している例もあります。
リングギヤを組み替えれば、あっさりトルセンLSDを組み込む事ができてしまいました。
あとはバックラッシュを調整します。
バックラッシュの調整は、サイドの固定プレートがネジ式になっていますので、回して微調整します。
調整値は0,13です。
アルテッツァ側のデフは、ネジ式ではなくシムの厚みで調整するようになっていましたが、クラウン側はネジ式ですので、とても調整し易いです。
光明丹で歯当たりを確認しましたが、もともとリングギヤとピニオンの組み合わせも変えてませんし、ピニオン側も外していませんので問題ありません。
・・と言うか、バックラッシュ以外に調整しようもありませんのでやらなくても良いかも!
思っていたよりすんなりLSDを組む事ができました!
感想
今までは派手にホイルスピンさせてカッコイーと思っていたが実は片側車輪のみ激しくスピンしていたり・・・コーナー途中で内側車輪のみ空回りしてちっとも前に進んでくれない・・・etc
こんな事がよくありましたが、LSD装着後は簡単にスリップせず確実に今までより路面を捉えている感がありますね!
雪道では、いきなり滑ってあせることも無く、滑ってもコントロールし易いのでわざと滑らせたくなりますね〜
雪道走行するクラウンは是非LSDを組みましょう!