- 不具合症状
- 燃費、時計、外気温等が表示される、インフォメーションパネルが時々点灯しなくなる。
最近はほとんど点灯しなくなり、たまに点灯することもあるがすぐ消える! - 予想
- 点灯している時は正常に表示されるようなので単に接触不良の可能性が高い。
BP5レガシーを車検で預かったのですが、インフォメーションパネルが時々点灯しなくなり現在は全く点灯しなくなってしまい、たま〜に点灯することもあるそうです。
時計が表示されないのがなによりも不便です。
走行距離1万キロ台のきれいな車なので経年変化による劣化などの原因ではないはず!
ハンダのはがれとかの可能性が高いと思う。簡単になおるだろうな〜
BP5レガシーのインフォメーションパネルです。
どのスイッチをいじっても点灯しません。
叩いてみてもだめでした〜
とりあえず電気は来てるのか?
詳しい配線は調べないと分かりませんが、電源がきている端子があるので電気は来ているようだ!
それではインフォメーションパネルを分解してみます。
結構複雑です!
このインフォメーションパネルは部品交換するとなるとかなり高いのでは〜
裏の基盤をよく観察してみるとハンダの浮いている箇所が発見!・・・出来ませんでした。
はんだもきれいな状態です。
よく見てもはんだの悪そうな部分は発見できません。
あれ〜
基盤むき出しの状態で車にセットして配線をつないでみます。
やはり点灯しません。
ここで基盤を手でネジって変形させてみました。
すると点灯したではないですか〜
やっぱ接触不良だな〜
だいたいこういう物は部品自体の故障ではない事が多いのです。
もう一度基盤をよく観察してみます。
抵抗が3個並んでいます。
触ってみるとかなり熱くなっています。まあ抵抗なので熱をもつものでしょうがこんなに熱くなるか?
もしや・・・
抵抗の足のハンダ部分ををよく観察してみると、ほんの僅かですがヒビ?みたいなのが見えます。
よく見てもヒビというほどの物ではなく模様?くらいな感じでハンダが悪いという感じには見えません。
しかし抵抗が熱を持つのでハンダが悪くなった可能性はあるな〜
接触不良だと余計にその部分が発熱するので、ここが原因の可能性は高い!
早速ハンダをやり直して、ばっちり直ったでしょう!
取り付けてみると、点灯しました!!
車に完全にセットしなおしてエンジンかけたら消えた・・・・
な〜んだよ!
もう一度取り外して考えた・・
いちよう点灯するようになったので以前よりは良い状態になっただろう。
しかしまだ接触が悪い部分があるようだ。
基盤をよく観察してみると・・・
だいたいこのハンダ薄くね〜か。
機械でハンダ付けしているんだろうがハンダが少なすぎるぞ!
はんだを全体的に厚くしてやった。
あまり細かいとこはやらなかったが、全体的にハンダをやり直した。
接触不良の箇所も一度ハンダが解ければ状態は良くなるはず。
これでだめならもう知らね〜
テストもせずに完全に取り付けた!
こんどはばっちり点灯した!
エンジンかけ直しても、叩いても消えないぞ!
完全に直ったのか??だが当分は大丈夫でしょう!!
本当の修理
だいたい電気的な故障ってこんな感じの事が多いです。
このレガシーのインフォメーションパネルのハンダは、少し薄いので他の固体も同じような症状が出やすいと思う!
しかしディーラーに持っていっても当然こんな修理はやってもらえません。
アッセンブリーで部品交換になると思います。
僕がもしディーラーで整備をしていたら、やはり直ると分かっていても100パーセント部品交換してしまいます。
中途半端に修理して工賃を頂いた場合、その後また点灯しなくなったら、「またこわれたじゃないか!直ってない!」・・・とクレームになります。
すると、高い部品代をこちらが負担することになります。
だから直ると分かっていても直さないのです!!
今回の修理も友達の車なので車検のついでに見てあげただけなので修理代とかは頂いていません。
「ディーラーはすぐ部品交換して、儲け主義だな〜」なんて思っている方もおられるかもしれませんが、そんなの当たり前です。
良いか悪いか分かりませんが、今回の修理みたいなのを「本当の修理」って言うと思う!
ディーラーだって昔は修理していたはずですが・・・・