- 不具合症状
- 足回りから旋回時異音が!ハンドルぶれも!
- 予想
- 典型的クラウン病でしょう!ブッシュ&ステアリングリンケージを交換で直る!
早速試乗してみると、車を少し動かしてブレーキングすると、 フロントタイヤが「ぐわん」とかなり動いてます。
まずテンションロッドクッションは、だめでしょう!
ステアリングをいっぱいにきって動かすと、「バキッ!」と骨折しそうないやな音が!
金属部分がなにか当たっているような音です。
いっぱいまできらなくても音がするので、ストッパーボルトではないみたい!
「バキッ」の原因は、ロアアームブッシュが抜けて、アームがずれてフレーム側に当たっているのが原因でした。
ロアアームブッシュ抜けは、クラウンではかなり多いパタ−ンのようです〜
フロント右のロアアームが完全にフレームに擦ってます。
これでも直進では異音が出ていないようでした。
しかし、左に旋回すると「バキ」といやな音がします。


テンションロッドクッション(ストラットバークッション)がもう見るも無残な姿に!
タイロッドがぷらんぷらんになっています。
アイドラアームもがたついています。
18万キロ走っていれば、しょうがないでしょう。
アイドラアーム、タイロッド左右、テンションロッドクッションを交換して、 ロアアーム&アッパーアームのブッシュを交換すれば劇的に良くなるでしょう!
タナベのダウンサスが入っています。
初めて見ましたが、他のメーカーに比べると巻き数が多いみたいです。
ダウン量はRSRと同じ位みたいです。
130のブッシュですが、100系、110系クラウンの部品と似てるな〜と思っていたのですが、外側の直径が違っていました。
130のほうが大きいです。
流用はできません!
80〜110系クラウンにお乗りのかたは今のうちに部品をキープしておきましょう!
この部品が入手できないとやばいです!


テンションロッドクッションは、前後で形がわずかに違います。
2個づつ同じ物が、同じ袋に入ってくるので、片側に同じ物を二つ使ってしまいがちです!
まあ間違っても、それ程影響ないかな〜
アイドラアームとタイロッドは、クラウン病といわれる、ハンドルブレしているクルマは、必ずヘタっています。
タイロッドのセンターのチューブが錆び付いて回らない場合が殆どなので、ロッドアッセンブリーで交換します。
今回は、ナックルアームの角度を調整して、クラウン病予防と小回り出来るように細工しました。




下廻りをヒットした跡がけっこうありました。
ローダウンのクラウンは必ず同じような場所をヒットするようで、メンバーやロアアームが変形している事が多いのです。
一番ひどく変形していたのは、センターのメンバーでしたが、このメンバーはマフラーとプロペラシャフトのセンターベアリングを支えている重要なメンバーなのです。




全部、簡単に叩いて修正しておきました。
けっこうペラペラなんですよ〜
ブッシュ&タイロッドなどを全て交換してテスト走行!
クルマは、若干のローダウンで、ホイルはハードトップ用純正です
。結構低く見えるのですが、リップスポイラーと大き目のタイヤサイズのせいで、 意外と低くないのです。
バンプラバーはカットしていませんが、クリアランスがありますので、乗り心地も良いです!!
ステアリングの感じは、あんだけ交換したので、かなり良いです。
ハンドル切れ角を調整して、以前よりスムーズに旋回できますし、少し小回りできるようになっています。
私が乗っていたGTBはもっと小回りできますが、
今回はハンドルが切れすぎるとタイヤが当たりそうなのでほどほどにしています。
流用リップスポイラーがかっこい〜