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インタークーラー流用!
JZS130Gクラウンワゴンに1JZ-GTEを搭載しましたが、専用のインタークーラーなどありませんので、純正を加工するなりしなければなりません。
前回はJZX81用の純正インタークーラーとパイピングを加工して装着しました。
しかし、純正のインタークーラーは意外と大きく(容量がではない!)取り付け位置を決めるのが難しかったりします。取り付けブラケットも専用設計で溶接されていたりするのでかえって加工がやり難い面もあります。
苦労して純正品を取り付けるのならいっそ社外品にしてしまってもいいかな〜と思い社外品を調べてみる事に!
なんとか小加工で済む他車用インタークーラーキットを流用して装着したいと思います。
エンジンに対してインタークーラーの位置関係は、同じエンジンであればどれも似たようなものなので、うまくすればパイピングも多少の加工でクリアー出来るのでは!
JZX81用インタークーラーがあれば多少の加工で装着可能ではないかと思います。
JZA70スープラ用インタークーラーは本体が傾斜して取り付けてあるので、パイプレイアウトがかなり違っていて使いにくそう!
JZX100やJZS171なども使えそうですが、右サイドのパイプがフェンダー内を通るレイアウトとなっておりパイプ流用が難しそうです。
いろいろ検討した結果、JZS161アリスト用インタークーラーがうまくいきそうな気が!!と言うのも右サイドのパイプレイアウトがJZX100やJZS171のようにフェンダー内を通らないレイアウトっぽい??フレーム内側を通さなければならないクラウンに向いているような気がします?キットに入っているパイプの画像から判断してなんとなく最小限の加工でいけそうな予感がする!(根拠なし!)
しかし、JZS161アリストは3リッターの2Jエンジンです〜どうかな??
まあどっちにしろ加工は必要ですし簡単に装着できるはずもありませんが、材料がない事には発想も浮かびません。JZS161アリスト用を買うことに!
前置きインタークーラーのコアサイズはどれも同じような大きさです。
奥行きが70ミり程なので純正よりかえって薄いです。
サイドタンクの分が大きいかな〜
仮にインタークーラーをセットしてみると・・
でっけ〜な!!
しかし意外と薄いので前方には出っ張らずバンパー内に納まりやすそうです。
しかしどう考えてもサイドタンクから真っ直ぐ出るパイプレイアウトではバンパー内のウインカーランプにもろ当たりです!!
サイドタンクから出てすぐに直角に後ろに曲げるようなレイアウトでないとうまくいきそうにない!
実際に70スープラや81マークU用社外インタークーラーを見るとはそんな感じのレイアウトになっています。
しかし直ぐに後ろに曲げてもウインカーランプはクリアできそうにありません。
いっそバンパー内のウインカーをキャンセルしてしまうかな〜
それではインタークーラーを逆立ちさせれば良いのでは!!
別にどちらが上って決まりもないですし、このような向きで使用されている例もあります〜
これで下側はかなり余裕が出来てウインカーランプはクリアできるのでは!
バンパーを取り付けないと分かりませんがいけそう〜
だいたい方向性は決まったので、インタークーラー本体を位置決めしてセットしてみます。
インタークーラをセットする為にステーの邪魔な部分をカットしました。
インタークーラー本体をセットしてみました。
やはり逆立ちさせたおかげでサイドタンクからのパイピングも付属のパイプを使ってけっこういい線までいけそうな感じです〜インタークーラーキット付属のパイピングを使用して、うまいことエンジンルーム内までパイピングを引き込むことが出来てしまいました!!
製作したのは最初と最後のパイプ2本だけです。
70φアルミ曲げパイプをカットしてパイプを製作します。
カットしたパイプを合わせてみると良い感じです〜
接続部分のパイプ口径が60φと違うので異型ジョイントが必要!
以降スロットルまで全て70φのパイプでつなぎます。
ビード加工する前に磨いて見ました。
大きいほうは磨き前です。
他のパイプがアルマイトメッキされてバフ仕上げになってますが、磨いてバフがけすれば遜色ないです。
キット付属のアルマイトメッキ処理されたパイプとの比較ですが、どっちが既製品か見分けつかないくらいです。
下が磨いたものです。
パイプのビード加工はエンジンスタンドを使用した自作ビード加工機?で抜け止め加工を施しました。
今回はちょっと改良しました〜
こんな感じでビード加工します。
しかし、即席てきとー工具なので4箇所ビード加工したらなんだか曲がってきてしまい、次回は使えそうにない!
そのうちしっかりした物を作りたいです〜
インタークーラー両サイドのUターンするようなパイプが特徴的ですが、このレイアウトのおかげで2J用の大きなインタークーラをセットすることが出来ました〜
製作した右サイドの70φインテークパイプです。
出口60φから70φになるので異型シリコンホースを使いました。
90度アルミエルボーを使用してインタークーラーパイプに接続。
右サイドUターンするようなレイアウトでインタークーラー本体に接続。
油圧クーリングファン用オイルクーラーとのクリアランスもありきれいにクリアーできました。
左サイドもUターンするようなレイアウトでエンジンルームに引き込みます。
ここしかないと言った感じで、水温センサやラジエターシュラウドもきれいにクリアできました。
スロットルに接続するパイプは製作したものです。
スロットルは口径70φなのでそのまま接続できます。
JZA70はコンデンサーファンがなく、一度サイドに振らずにストレートに落とせるのでエアコンパイプに干渉することもありません〜
バンパーを取り付けた状態でもウインカーランプには当たりません。
左サイドも絶妙にクリアしてます。
まあ計算したわけではなく、現物合わせの勘でやっているので、まぐれの要素が大きいかな〜
あぶね〜
サクションパイプ&ブラケット
エンジンルーム最大の見せ場?サクションパイプですが、80φのパイプを使用してパワーフィルターをセット!
まるで専用に作ったかのようなフィッティングですが、インタークーラーキットに入っていたパイプを無加工ポン付けです。
本来左サイドのスロットルに接続されるパイプです。2Jではスロットル口径に合わせて左サイドは80φのパイプを使っているようです。
JZA70には吸気温度センサーもエアフロもないので単なるパイプで良いのですっきりジャストフィットです〜
インタークーラーのパイピングレイアウトとサクションパイプの仕上がりはばっちりきれいに出来たと思います。
たった2本アルミパイプをカットして ビード加工しただけでクリアーできたのは事前にいろいろ調べたおかげ!・・・と言うか勘が当たっただけかな〜
社外のエアクリーナー付属の固定用ブラケットはペラッペラで頼りないのでスチールのアングルで製作しました。
少々重かったので肉抜きしてみました〜
がっちり固定可能!
パワステポンプのブラケットも純正加工&溶接して製作しました。
ハイエース用のタンクとブラケットを使用しています。
前回はサブタンクとリレーボックスの間に押し込んだのですが、この位置のほうがリレーボックスの開閉もスムーズです。
できてしまえばただ固定しただけに過ぎませんが、どこにどの様に固定するか考えたり、けっこう時間がかかる作業なんです〜