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クラウンワゴン5速マニュアル化の考察

JZS130Gクラウンワゴン
平成9年式vvti付き1JZ-GEエンジン搭載
GS130系なら5速マニュアルの設定があるが、JZS130には5速の設定なし。
ミッション変更に伴って、記載変更が必要

クラウンワゴン5速ターボ

JZS130Gクラウンワゴンに1JZ-GTEツインターボを搭載し、ミッションは5速マニュアルを搭載します。

エンジンについては、以前もやったので特に問題なく搭載できるが、5速ミッションが問題!


クラウンに搭載できる5速ミッションは、W55,W57,W58などがありますが、
1Gエンジンに組み合わせるミッションなので、1JZにW58を組むにはミッションハウジングをJZ用に換える必要がある。

W58ミッションは、クラウンパトカーやJZA80スープラなどがJZエンジンに組み合わせているのでそれらのミッションハウジングを使えば1JZ+W58は可能でしょう!

もう一つの可能性としては、クラウンパトカーが、7Mエンジン+R154ミッションを採用していたので、1JZ+R154搭載も出来そうです?
もしかするとフロアーに干渉するかもしれませんが・・・

R154は5速ミッションで、1JZターボエンジンにセットされているミッションなので強度的な問題やクラッチ容量なども十分パワーに耐えるはずです。

R154はプル式クラッチを採用していて、クラッチセット加重が大きくても軽い力でクラッチ操作できる特徴があります。

強化されたクラッチは、クラッチカバーのセット加重が大きくなってます。
要するに、クラッチディスクをフライホイルに圧着させる力が強いほどクラッチ版が滑りにくくなります。

しかし、セット加重が大きいほどクラッチペダルを踏む力がより必要で、クラッチペダルが重くなってしまいます。

R154は、そうならないように工夫されたミッションなのです。

ちなみに、クラッチのセット加重は、1JZ-GTE用R154は825キロで、1G-GTE用W58は675キロです。R154のほうがセット加重が大きいのにクラッチは軽いんです〜

W58でも、R154でもクラウンワゴンに搭載は出来るのではないかと思いますが、R154のほうが良さそうです。

5速化の際に予想される問題点

プロペラシャフトが流用で間に合うか?
最悪はワンオフの可能性もありますが、クラウンバンあるいはクラウンパトカーのペラシャでなんとかなるのでは?
クラッチペダルや配管は
クラッチペダルや配管、サイドブレーキ、クラッチマスターなどは、5速のクラウン用流用でなんとかする。
室内側
センターコンソールは手引きサイドブレーキが付くので要加工でしょう。
5速用のコンソールを使う手もあるがトリム色があわないでしょう!
ミッションマウント
クラウン5速用でなんとかなるのでは?
あるいは、クラウンパトカー用!
部品が入手出来るかのほうが問題か〜
メーター類は
スピードメーターが5速ミッションはワイヤー式だが、クラウン側はワイヤーなしの電気式!
5速ミッションにスピードセンサーを取り付けて、なんとか電気式のメーターを動かしたい。
タコメーターは、VVTIの1JZエンジンから1JZ-GTEスワップなら、そのまま動いた実績あり!
ABS用のピックアップの取り付けは難しそう!ABSはキャンセルかな〜

そこで、今回はJZA70スープラの5速マニュアルをドナーとして、1JZ-GTE+R154ミッションをそのまま移植する形で行こうと思います。

いちようW58ミッションもゲットしてあるので、R154がダメな場合はW58の手もある。

その他は、アルテッツァのトルセンLSDを組んで、ファイナルは4,3から4,1に変更!

スープラがファイナル4,1なので、クラウン側も同じ4,1に変更すればギヤ比もバッチリで、スピードメーター誤差も最小限です。

クラウンにエンジンスワップする場合、81系をドナーにすると、インタークーラーなどもそのまま使えてなにかとやり易いのでがスープラを使うのでインタークーラーのみ81を使います。

JZX81なら配線データーがあるのですが、スープラは新規に解析しないとなりません・・・
まあ、マニュアルなので配線の数はATよりは少ないので気が楽か〜