- ステアリングコラム上にシフトインジケータ設置
- ベンコラMTからベンコラATに換装したが、シフトポジションインジケータがないので、MS105のベンコラAT用の純正シフトポジションインジケータを改造してステアリングコラム上に設置しました。
- 純正部品なので完全に旧車のインテリアに溶け込んで違和感ないです!!・・・しかし内部にLEDを組み込んで、Dは青、Rは赤く点灯しODオフするとDが赤点灯するかなり凝った作りになってます。
旧社の雰囲気にバッチリ似合うインジケータ
フロアーATならATシフトレバー(セレクターレバー)横にP・R・N・D・2・Lと必ず表記されていたりするのですが、元々MTだったのでそんなものはない!
なくても走れるが、Dなのか2なのかODオフしているのか??やはりインジケーターは絶対に必要だ!!
しかしあれば良いってもんではない!せっかく内装インパネ類をオリジナルままベンコラATにコンバートできたのに変なインジケーターは付けたくない。旧社の雰囲気に似合うインジケーターを取り付けたい。
そこでこんなインジケーターを取り付けました!!
ベースはMS105ベンコラAT用のシフトインジケータです。
雰囲気は同じ車種用なので完璧になじみます!!
しかし、構造がまったくシンプルでそのままでは使い物になりません。
内部はイルミネーション用バックライトの電球があるだけで、それぞれのポジションが点灯する訳ではありません。
シフトレバーを動かすとレバーに連動したオレンジ色の針がインジケーター内を横移動し文字の下の小窓からオレンジ色が覗く仕組み!とってもアナログです!!
とってもアナログチックで素敵なんですけど、インジケーター内を移動する針はステアリングコラム側に設置されているので、同じ構造を再現するにはMS105のコラムアッシーがないと無理である・・・
ここはやはりあの小窓に小型LEDを組み込んでそれぞれのポジションで点灯させるのが良いんではないかと!!?
電子工作の知識がまったくないのでまずLEDの点灯する仕組みなどから調べます。
LEDも超小型チップ発光ダイオードを入手しました。
しかし高輝度LEDで明るすぎるのと、小さすぎて基盤に実装するのが難しいのであえなく断念・・
普通のシンプルな3ミリLEDを使って汎用基盤にセットすることにしました。
P・N・2・L はグリーンに点灯
Rは赤
Dは通常はグリーン点灯でODオフ時に赤点灯するように2色発光ダイオードを設置しました。
ダイオードがうまく小窓から覗くよう基盤に設置するのがかなり難しいです。
何度も繰り返し調整が必要。
位置を合わせたらとりあえず点灯させてみるとあれ!!
Dが点灯するとすぐお隣のRと2もなんとなくグリーンになる!
光が隣の窓からも漏れてきます。
そこで隣に光が漏れないようにフードを作った。
カメラのレンズフードのようなものですね〜
なんかかわいい〜
この遮光フードはこのように作りました。
収縮チューブです!!
LEDに差し込む部分のみ収縮させます〜
文字盤のバックライト用に高輝度LEDを4発実装して、夜間スモール点灯で文字盤を浮き上がらせます。
バックライトはインジケータ内の文字盤がアクリルで出来ているので裏側から照らして文字を浮かび上がらせるようになってます。
あまり暗いと文字盤が見えにくいので高輝度LEDを採用!
裏面はかなりごちゃごちゃしてます!
スペースが狭いのに配線の数が多くて・・・
さらにバックライト用の基盤もセットしないといけません。
MT用のステアリングコラムのままなんですが、ベースはベンコラATのコラムと共通なのか、取り付け穴があるので、シフトインジケーター本体はボルトオンで取り付け可能です。
とりあえず点灯させてみるといい感じ!!
メーターパネルがグリーン基調なので色合いもマッチしてるな〜
ODオフ時の赤点灯も違和感ない。
これなら一目瞭然なので、うっかりODオフのまま通常走行を続けてしまう事もないでしょう!
ODオフスイッチは当然付いていませんので、コラムカバー右サイドにある駐車灯スイッチを使いました。
駐車灯は昔の車には必ずあったのですが現在の車には装備されてません。
子供がスイッチをいたずらしてバッテリー上がりの原因になるだけですので、まったく使う機会のない駐車灯スイッチをODオフスイッチとしました。
インジケータ本体はボルトオンですが、コラムカバーに穴を開けないとなりません。
・・・がこれがかなり難しいよ!
正確な穴位置を出すのが無理なのである程度勘で開けて取り付けてみては調整してまた削ってまた付けての繰り返し・・・
でかく空けりゃあ簡単ですが隙間が開くのでぴったりになるようにちょっとづつやりました。
カバーも取り付けてテスト!
バックライトなしです。
バックライトあり!!
う〜んトワイライト!!
いい感じですな。
もう少しで完成!
・・・でしたが問題が!!
2色LEDが使えないことが発覚!!
2色LEDは3本足の赤緑アースが共通タイプですが、これではダメだったんです。
ODオフで赤点灯させるんですが、ODオフのランプ点灯制御はアースコントロールになっているんで、アースが共通だとダメなんですよ〜
トランジスタを使ってスイッチングをいろいろ実験したがうまくいかん!!!
多分出来るんだろうけど・・・・
断念して4本足のアースがそれぞれ独立している二色発光チップLEDに換装した。
高輝度LEDなのでちと抵抗をおおきくして光度を調整してみた!
色味が少し違うがそんなに気にならないだろう!!
周りのLEDに比べるとはっきりとしたLEDっぽい光だな〜
昼間でもはっきりと確認できる明るさです。
再度取り付けて点灯テスト
Dでグリーン点灯
ODオフで赤点灯!
・・・と思ったらよくよく見るとグリーンと同時点灯してしまっているぞ!
途中から回路を変更したのでなにか問題があるみたい?トランジスタ追加でグリーンを消灯する回路をいれたりもしたが・・・効いてない・・・
あー・・もうさんざん基盤をいじくり回したのでこれ以上回路をいじるのは無理・・
まあオレンジに見えるが気にしなければ気づかないくらいなのでこのままでいいか!!
ODオフしたままPにシフトするとDは純粋に赤点灯します。
PとDが同時に点灯しているの変だけど、ODオフしたまま忘れることがないので良いと思う!
ODオフ解除すればDは消灯します。
ODオフランプはダイアグと連動していて、ダイアグ診断のチェックランプも兼ねているんです。
ダイアグ診断時にはDのLEDが点滅してAT関連のダイアグコードを出力してくれます。
ダイアグ用コネクターをグローブボックス内に引いて差し込めばすぐダイアグチェックできるようにしました。エンジンチェックランプもないので、インパネ内のヘッドライトワーニングランプをエンジンチェックランプの代わりに点灯するように細工しました。
ダイアグソケットを差し込めば、ODランプとエンジチェックランプが点滅してコードを出力するので、簡単に不具合のチェックが出来ます。
内装はまったくのオリジナルで昭和チックですけど、すげーシステムになったもんだな〜