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「アースコントロール」理解できていますか?

自動車整備士に絶対必要な電気知識

車を修理する祭に、アースという言葉が頻繁に出てきます。分っているつもりで以外と分っていない整備士が非常に多いのです・・・

アースについては最初にも説明しましたが、もう一度説明します。

電源(バッテリー)に電球が接続されている回路があります。

電球のスイッチを電球の上流側につけても下流側に取り付けても、電球のON、OFFが出来ます。

 

どちらも同じ事なのですが、自動車修理をする際、

 

どちら側にスイッチが付いているかが非常に重要です。

 

オーディオ取付の際に、テスターで電源を探すのに、スイッチONで12V出力される線を探しますが、スイッチONで「0V」になる線を見つける場合があります。

 

検電ペンを繋ぐと、スイッチOFFで点灯していたのが、スイッチONにした瞬間に消えてしまうのがこれに当たります。

 

要するに、この場合は、スイッチが電球より下流側にあるって事です。

これがアース側でON、OFFをコントロールしている、「アースコントロール」です。

 

12Vの出力のある配線をボディーアースすると、一見ショートしてしまいそうですが、アースコントロールではショートしません。

 

よく考えると当たり前の事なのですが、自動車修理においては、なぜかこの事が理解しにくいのです・・・・

 

しかし修理する際にとても重要な事です。

 

「アースコントロール」なのか「プラスコントロール」なのかを理解していないと、修理どころか壊してしまう事になるかもしれませんので注意が必要です!