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クラウンバンのノーマルブレーキは、かなり効きません。
エンジンパワーが上がっても、止まれない車ではしょうがないので、
ブレーキ関係にも手を入れました。
画像はノーマルの9インチシングルのマスターバックです。 |
JZA70スープラの8+9インチタンデムのマスターバックと、1インチブレーキマスターをそっくり移植しました。
マスターバックの大型化により、今までよりペダルに掛かった踏力が倍増されますし、
ブレーキマスターの大型化により、ペダルストロークが少なくなります。 |
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マスターバックは、エンジンの吸入による負圧(バキューム)を使用しています。
その為、エンジンがかかっていないと、倍力作用がなくなります。
マスターバックの倍力作用がないと、ペダルを踏んだ力がそのまま伝わり、ちょっと踏んだくらいでは、全くブレーキは効きません。
ターボエンジンの場合、ブーストがかかているときは、吸入負圧ではなくなりますので、マスターバックの倍力作用がなくなります。逆に、加給圧はブレーキブースターに、ブレーキ踏力を軽減するように働いてしまいます。
これを防ぐ為に、加給機付きエンジンのブレーキブースターには、エアーの逆流防止のワンウエーバルブが付いています。
これが付いていないと、ターボのウエストゲートバルブが壊れたりした場合、ブレーキが効かなくなる可能性もありますので、ターボ車には絶対必要です。 |
ブレーキキャリパーも、オーバーホールして、キャリパーピストンのシールとダストシールを交換しています。
キャリパーピストンのシールを交換すると、ブレーキのタッチが軽くなります。 |
フロントブレーキ左右のブレーキパット、ブレーキホースと、リヤのブレーキホースも新品に交換しました。 |
実は、マスターバックを大型化したら、弱っていたブレーキホースが、ねを上げてしまいました。 |
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