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サスペンションは、オーナー様がダウンサスとショックを交換されていたので、とくに触っていませんが、フロントロアアームブッシュを交換しました。 |
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サスペンションアームのブッシュは、アームに圧入されているので、叩いたりしても簡単には抜けません。
下手に叩くとアームが変形しますし、アームの取り外しに手間がかかるので、結構難易度の高い作業と言えると思います。
プレスを使用すれば、簡単に抜けますが、アームの形状によっては専用の冶具がないとプレスにセット出来ない事があります。
クラウンのアッパーアームなどがそれで、二股になっているのでうまくプレスにセット出来ません。
しかし、ボルトやナット、ボックスその他ガラクタを駆使すれば、画像のような車載状態のまま簡単に交換できます。 |

画像を見ても、なんだかよく分らないと思いますが、ガラクタを駆使して「ネジ力」で抜き出します。
圧入も「ネジ力」です。 |

左が古いブッシュで、右が新品です。
やはり芯がずれてしまっていました。 |
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ブッシュを交換した場合、アームの固定ナットを緩めたまま、一度車両をジャッキダウンして車を通常の車高に落ち着かせてから、ナットを締め付けます。
リフトアップしたまま、アームを固定してしまうと、ジャッキダウンしただけでブッシュのゴムがよじられてしまいます。
試した事はありませんが、90度くらいアームを無理やり曲げればブッシュのゴムがねじ切れてしまうでしょう。
この時取り外した、ブッシュもゴムと金属の接着面が剥がれて抜けてきました。
ローダウンした時なども、一度緩めてアームの位置をフリーにしてから閉め直したらよいのではないかと思います。 |
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