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旧車 「足回りリフレッシュ」MS102クラウン修理実録!

昭和53年式102クラウン
私が乗っている車と同じ、MS102クラウンの修理実録です。
不具合箇所は、
「車高を下げすぎて乗り心地が悪い!」
「エンジンのヘッド周りからオイル漏れ」
「エンジンから異音が、ベルト?」

エンジンヘッドカバーからのオイル漏れ

まず、エンジンヘッドカバーからのオイル漏れは、ヘッドカバーパッキンを交換すれば直りますが、
部品が入るかが問題です。

オイル漏れ

ヘッドカバーからのオイル漏れは、どのエンジンでも年数が経てば100%漏れてきます。

べつに故障ではありません。

パッキンさえ交換すればOKです。

部品も難なく入手できました。

ランプフェイリアリレー

古いのですが、メンテナンスが良いのか、エンジン内部はかなりきれいです。

ヘッドカバーの固定のボルトは、漏れてはいけないと、きつく締め付けてはいけません。

新品のパッキンは十分弾力があるのでほどほどに締め付けます。

エンジン異音修理

ウォーターポンプ

エンジンからの異音は、ウォーターポンプからの音でした。

ベアリングがガラガラ音がしていましたが、ベルトを外して手で回してみましたが、硬くて回りません。

完全に、死亡一歩手前でした。

部品も簡単に入手出来ました。

ウォーターポンプ

交換は、ファンを外せば出来ます。

タイミングベルトなどありませんから簡単にアクセスできます。

この車はパワステではないので、パワステポンプがありません。

今後、重ステからパワステ化する可能性もあるので、よく観察してみましたが、けっこう違っているのです。

重ステはベルトが4本がけになっていて、「クランクプーリー」「ダイナモプーリー」ウォーターポンププーリー」 も違っています。

エアーポンプの位置も違って見えます。

おそらく、ポンプやダイナモのブラケットも違っているのではないかと思います。

パワステ化は、パワステポンプとギヤボックスだけあっても無理です!

厳密に言ったら、アライメントも違うし、ピットマンアームなども違っています。

やはり、部品取り車がそっくりないと難しいでしょう!参考までに〜

アッパー&ロアーアームブッシュ交換

アッパーアームブッシュ

フロントのアッパーアームのブッシュが見るからに抜けていそうな感じです。

リフトにあげる際、アームが動く時に「ミシミシミシ〜」と音が出ていました。

スプリングを外した際、アームを持ち上げると、まったくプランプランになっています。

完全に抜けてしまっていました。しかも左右全部!

アッパーアームブッシュ

アッパー&ロアーのブッシュをオーダーすると難なく入手できました。

MS110とまったく同じ物でした。テンションロッドクッションも同じでした。

ロアアームブッシュ

ロアアームブッシュもやはり死んでいました〜

アッパー&ロアアームブッシュも交換すれば、かなり乗り心地も良くなるはずです。

ZOOMのダウンサス&AE86用ショートショック装着

ダウンサス&AE86用ショートショック

リヤショックはAE86用ショートで、スプリングはZOOMです。

80系〜130系まで、ショック&スプリングは使いまわし出来ます!

バンプラバー

バンプラバーにぎりぎりだったので、少しカットしました。

ラバーに当たりっぱなしは、乗り心地が悪いだけでなく、せっかく交換したブッシュを傷めてしまいます。

タイヤがフェンダーに当たらなければ、多少カットしてストロークさせないと車に良くないです。

アッパー&ロアアームブッシュの固定は大切

アッパー&ロアアームブッシュの固定は、一番最後にタイヤを付けて接地させ、 十分車高が落ち着いたところでで固定します。

固定する前は、ぼよんぼよんですが、固定するとアームの角度がブッシュのゴムで規制されますので、 ショックアブソーバーをもう一本入れたみたいに動きがしなやかになります。

ブッシュもスプリングの役目をしているのです。

足回りは、ショック&スプリングとブッシュも交換しましたので、乗り心地は非常に良くなりました。