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クーリングシステム
クーリング系の考え方は、エンジンスワップした場合、ラジエターはもちろんクーリングシステムをそっくりターボ用に変えてやれば、水温上昇に悩まされる事もない訳で、JZX81GTの電子制御式油圧駆動クーリングファンシステムをそっくり移植します。
ラジエターは放熱量51,000kcalで、アッパータンクとロアタンクにそれぞれ、オイルクーラーが通っています。もちろんコア等の洗浄をしてから装着します。
電子制御油圧駆動クーリングファンは、オイルポンプからのオイル流量を、その時の状況に合わせて調整し、クーリングファン回転数を無段階に制御しています。
ノーマルのカップリング式クーリングファンでは、3段階しか回転数が変わりませんし、エンジン回転に連動していますので、アイドリング中などは、ファンの回転も低くなってしまいます。その為、夏の渋滞時には、クーラーコンデンサーを冷やしきれず、クーラーの冷えが悪くなってしまいますので、電動ファンの助けを借りる事になります。

油圧駆動クーリングファンでは、アイドリング中でもオイル流量を調整して、全速でファンを回転させる事が出来ますので、電動ファンの助けがなくても充分冷やせます。
電動ファンの出番は、水温が99度以上になった時です!

ノーマルのファンは、エンジン側に固定されていますので、エンジンとラジエターの位置をうまく合わせないとファンがシュラウドに当たってしまったりしますが、油圧クーリングファンは、ラジエター側に固定されていますので、エンジンとラジエターの位置関係の自由度が増します。エンジンスワップした場合こちらの方が好都合です。

電子制御式油圧駆動クーリングファン用オイルポンプです。ウォーターポンプと、プーリーを共用していて、前半分がオイルポンプで後ろ半分がウォーターポンプになっています。

自動車には他にも、「ATオイルポンプ」「燃料ポンプ」「パワステポンプ」等「ポンプ」と名の付いている物が結構あります。
エンジンオイルなしで、エンジンを回せば、エンジンが焼き付いて壊れてしまうのは、容易に想像がつきます。
それと同じで、オイルや燃料がない状態でポンプを回せば、ポンプはいずれ壊れてしまいます。

オイルポンプからオイル漏れしていたので、完全にオーバーホールして、オイルシールやパッキン、シャフトのベアリングを交換しました。
ウォーターポンプ側も、シャフトのシールと、念のためローターも交換しておきました。


ご覧の通り、クーリングファン用オイルポンプを取り外すのに、クランクプーリーやタイミングベルトまで外さないと取り外しできません。エンジン搭載状態で取り外すのは、かなり手間がかかりそうですが、降りた状態なら簡単に外せるので、事前に処置しておきました。

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